SONY FX30 オススメの撮影スタイル3種類

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コスパ太郎です。

今回はSONY FX30の撮影スタイルについてのご紹介です。
動画機ということで、バッテリーやらマイクやら、
どこに何を載せるか…なんて悩んだりしますよね。

家の中だけで撮影するならまだしも、
外出先で撮影をするなら機動力も重要なファクターになりますよね?

というわけで、
実際わたくしコスパ太郎がオススメする撮影スタイル4つご紹介します。

  • とにかくフル装備。
  • とにかく機動力重視。
  • 機動力は犠牲にせずにバッテリー持ちを改善。
  • 音声は内蔵マイクで十分。後はフル装備。
この記事を読むことでわかること
自己紹介

年間通販サイト100アイテム以上購入し、良いアイテムも悪いアイテムも世間に発信することを使命としてブログをやっている

コスパ太郎

cospa-taro

SONY FX30 『とにかくフル装備』

まず一つ目のスタイルは、モリモリ全部載せの、
『とにかくフル装備』です。

載せるものは動画撮影に必要なものすべて、載るだけ載せます。

言葉で言ってもよくわからないと思いますので、
実物をご覧いただいたほうが早いですね。
こんな感じです。

SONY-FX30-FULL-equipped
全てフル装備した状態

上部にはまずマイクが付くハンドルがあり、
そこに外部モニターをつけています。

また、電源は手前上側にある大きめのバッテリーから、
FX30本体も外部モニターも供給しています。

ここら辺の話は、以前の記事に詳しく記載しています。

気になったら覗いてみてください。

さて、このスタイルですが、メリットデメリットを発表していきましょう。

『とにかくフル装備』のメリット

『とにかくフル装備』のメリットですが、
以下の二つです。

  • 外でも家で撮影するのと変わらないくらい撮影に余裕ができる。
  • 一通りの撮影(特に音質・映り)の品質について文句なし。

外でも家で撮影するのと変わらないくらい撮影に余裕ができる。

これだけ揃っていると、
あまり室内で撮影しているのとそん色ない感じで撮影できます。

バッテリーの持ちは十分ですし、
外部モニターも手元にあってそこそこ大きく映りますから、
ピントが合ってる・外れてるの確認はすぐにできます。

一通りの撮影(特に音質・映り)の品質について文句なし。

上記の通りですが、
特に音質・映りの面では文句なしですね。

XLR端子いわゆるキヤノン端子と呼ばれるものですが、
この端子を使っているマイクは中華のよくわからない安物は置いておいて、
聞いたことがあるメーカーの物であれば結構いいです。

その分結構いいお値段しちゃうんですが…
下のほうでわたしが使用しているSONYのマイクのリンクも貼っておりますが、
大体1万円以上はします…

ただ、繰り返しにはなりますが、音質は普通に内蔵マイクよりも良いです。
それは間違いないので、買っても後悔はしないはずです。

『とにかくフル装備』のデメリット

メリットがあれば、もちろんデメリットも存在する。
というわけで、『とにかくフル装備』デメリットは以下の2つです。

  • 持ち運びが不便。
  • 外で撮影しているとテレビ取材と勘違いされる。

持ち運びが不便。

持ち運びは当然搭載するものが多いので大変になります。

もしこのfx30で動画撮影することがメインで、他にカメラや照明が必要ないのであればリュック型のカメラバッグひとつで済みます。ただ、現地で写真撮影も予定しているのであればカメラバック1つではキツいです…

レンズそれぞれ1本ずつで行くならギリギリ入るかどうか…という量です。

写真用のカメラのサイズにもよりますが、Z9なんか持って行くとしたらカメラバッグ1つには入らないですね。

その場合キャスター付きのデカめのカメラバッグを用意するか、カメラバッグ2つで対応しないといけないです。

どっちにしても荷物としては結構な量になります…

重さとしても結構あります。

sony-fx30-full-weight
SONY FX30にすべて載せた状態の重量。2kg越えする。

夢の2kg越え。ちょっと重いですよね…さすがにホントの業務用のカメラからすると
軽すぎるくらいですが、民生用ですからね…

外で撮影しているとテレビ取材と勘違いされてジロジロ見られる。

ねずみーランドでこの装備で撮影しようとしたことがあるのですが、とんでもなく行き交う人にジロジロ見られます。

途中、連れに流石に恥ずかしいからやめてくれと言われ、外部モニターもXLRハンドルも外していました。

ジロジロ見られてもそんなに気にならないのであれば大丈夫だと思いますが、気になる場合はデメリットになってしまいますね。

もちろん人がほとんどいないような公園とか自然メインのような所であれば、人の目はほとんど無いですから思う存分フル装備で撮影できますよ。

このスタイルに必要な製品は?

このスタイルで使用しているのは、
次の8製品です。すぐに購入できるようにAmazonのリンクも貼っておきます。

製品の名称役割Amazonのリンク先
XLRハンドルXLRマイクのハブとハンドルとして使えます。Amazonへ飛びます
XLRマイクXLRハンドルにポン付けできるマイクです。Amazonへ飛びます
オーディオモジュールトッププレートXLRハンドルの上に載せる拡張プレート。Amazonへ飛びます
外部モニター内蔵ディスプレイよりも大きい画面で撮影できます。Amazonへ飛びます
バッテリー用アダプタープレートこれがあればNP-FZでカメラ本体も外部モニターも給電可能です。Amazonへ飛びます
HDMIケーブル外部モニターとFX30をつなぐケーブル。Amazonへ飛びます
プラグケーブルこのケーブルがあれば外部モニターに電源供給できます。Amazonへ飛びます
NP-FバッテリーこのバッテリーでFX30も外部モニターも同時に使用できます。Amazonへ飛びます
F22クイックシュー外部モニターを瞬時に取り外しできるクイックシューAmazonへ飛びます
今回登場するリグたち。

SONY FX30 『とにかく機動力重視』

次に紹介するのが、
『とにかく機動力重視』です。

拍子抜けかもしれませんが、
機動力を最高に高めたいのであれば、
こうするしかありません….

そうです。FX30本体とレンズ1本をつけて終わりです。
バッテリーも純正の物を内蔵します。

本体が軽いのと、レンズもAPS-C用だと軽いものが多いので
想像以上に軽くなります。

一度ご自分の最軽量状態を確かめてみてはいかがでしょうか?

『とにかく機動力重視』のメリット

『とにかく機動力重視』のメリットは以下の二つです。
重さが軽くて済む分のメリットですね。

  • 荷物が少なくてすむ。
  • 丸一日がかりの撮影だと疲れが違う。

荷物が少なくてすむ。

外で撮影するとき、
どうしても気になるのが荷物の量ですよね。

たとえ車で移動するにしても、
車の周りで撮影することなんて稀で、
結局撮影機材をもって移動するタイミングが必ずあると思います。

そんな時『軽さは正義』というわけですね。

それに軽いだけではなく、そもそも量が少ないので、
小さいカメラバッグ一つで気軽に出かけられます。

これはメリットですね。

丸一日がかりの撮影だと疲れが違う。

一式が軽いので、
機材を持って移動するときはもちろん、
撮影中だって腕にかかる負担はだいぶ緩和されます。

ですから、一日撮影するとなっても、
体への負荷が全然違います。

撮影中は三脚を使って腕は疲れない。なんてこともありそうですが、
現場への移動は基本人力ですよね。

その負担も軽減されますから、
これもメリットのひとつですね。

『とにかく機動力重視』のデメリット

さて、『軽さは正義』とお話しましたが、
当然軽いからにはできないこともあります。

そんなデメリットを3つ紹介します。

  • バッテリーが純正のものだけになるので電源が若干不安。
  • マイクが内蔵のみなので音質はそこそこで我慢するしかない。
  • 撮影したものの確認が本体のモニターだけでしかできないので細かいところは確認できない。

SONY FX30 『機動力は犠牲にせずにバッテリー持ちを改善』

機動力最高のスタイルはすでにご紹介しましたが、
最大の欠点はバッテリー持ちでしたね。

当然、全部で30分くらいしか撮影しないことが確定している場合は、
機動力最高のスタイルで大丈夫ですが、
もしかしたらちょっと長めに撮影したくなるかもしれないな…

なんて不安があるときはこのスタイルがおすすめです。

SONY-FX30-BatteryPlate-ONLY
機動力とバッテリー持ちのバランススタイル

バッテリーの変換プレートをこのように、
FX30の上部にカメラねじで直接取り付けます。

そしてあとはここに大容量バッテリーをつけて、
このプレートからカメラ本体に電力供給してあげればいいわけです。

ちなみに、以前ご紹介した薄型のバッテリーもあるので、
大容量バッテリーまでは不要だな…
なんてときに使い分けるのもアリかもしれませんね。

こちらが薄型バッテリーを大容量バッテリーの代わりに装着した状態です。

SONY-FX30-Battery-light
小さめのFPバッテリーなら内蔵バッテリーとそんなに重量は変わらない。

約1.1kgということで、
普通に軽いですね。これなら機動力も犠牲にしなくてよさそうです。

『機動力は犠牲にせずにバッテリー持ちを改善』のメリット

『機動力は犠牲にせずにバッテリー持ちを改善』するスタイルのメリットは、
内蔵バッテリーよりもバッテリーが長持ちするだけではなく、
コストメリットも存在します。

一つずつ紹介していきましょう。

  • バッテリー切れを心配する必要が少なくなる。
  • 互換品のお安いバッテリーを使うことができる。

バッテリー切れを心配する必要が少なくなる。

選択するバッテリーにもよりますが、
最初からFX30についてくるバッテリーよりも大容量のバッテリーを選ぶことで、
バッテリー切れの心配を減らすことが可能です。

ここら辺のバッテリーの容量の話は以前しているので、
こちらを参考にしてみてください。

FX30と外部バッテリーについてお話した記事。

互換品のお安いバッテリーを使うことができる。

実はこれも結構コスパとしては見逃せないメリットです。

SONY純正のバッテリーって、質はいいんですが、
いかんせん高いんですよね…

FX30に付属してくるバッテリー(NP-FZ100)1個で、
記事執筆時点で9,173円(税込み)でした。

ですから、単純にスペアのバッテリーを買おう。
となると、9,000円くらい必要になるわけです。

では、互換バッテリーは?というと、
NP-FZ100の互換バッテリーは今のところ世に出回っていません。

ですが、NP-Fシリーズの互換バッテリーは
多くの製品が流通しています。

例えばこれ。

記事執筆時点で、2,780円(税込み)です。

先述のNP-FシリーズバッテリーをFX30で使用できるようにする変換プレートが、
ダミーバッテリー付きで、記事執筆時点で5,899円(税込み)です。

あれ..と思うわけですね。
NP-Fシリーズの互換バッテリーと変換プレート買ったほうが安上がりなんじゃないか?と。

実際電池容量と値段を表にしてみるとこんな感じ。

組み合わせ1電池容量値段組み合わせ2電池容量値段
FX30純正バッテリー2,280mAh9,173円NP-F550互換バッテリー2,600mAhx22,780円
バッテリープレート5,899円
すべて税込み。値段はAmazonの2023年7月13日時点。

さらにもっとバッテリーが必要そうとわかっていれば、
NP-Fシリーズの互換バッテリーを買い足せばいいだけなので、
だいぶ安上がりだと思いませんか???

『機動力は犠牲にせずにバッテリー持ちを改善』のデメリット

互換バッテリーを使用することで、コストパフォーマンスまで
改善してくれるこのスタイルですが、
デメリットは、取り回しというか、何も装着しないスタイルに対して、
少しだけ邪魔なものが飛び出ていることにあります。

  • プレートが若干邪魔。ケーブルも出るので邪魔。

プレートが若干邪魔。ケーブルも出るので邪魔。

慣れればなんてことはないのですが、
FX30に何もつけない、『とにかく機動力重視』のスタイルに比べて、
どうしても外側にプレートやら配線が出ますので、
うっとうしいと言えば、うっとうしいです。

撮影するのに支障が出るほどの物でもないので、
先ほども言ったように、慣れればなんてことないです。

SONY FX30『音声は内蔵マイクで十分。後はフル装備。』

最後はちょっと特殊なスタイルです。

SONY FX30は販売時、二つのモデルがありました。
1つが本体のみ。
もう一つが、XLRマイク端子を備えたハンドル付き。

わたしはSONYのXLR端子のガンマイクを所持していたこと、
机のところで収録するときaudio-technicaのXLRマイクを使うこと、
この2つの理由からXLRハンドル付きで購入しました。

後悔とかはしていないのですが、
地味に荷物になるんですよね…重さではなく、幅です。

かさばるんです。形状的に…

ということで、このXLR端子のマイクを使わない前提のスタイルのご紹介です。

ズバリこれです。

SONY-FX30-without-XLRhandle

フル装備のスタイルの時と違うのは、
XLRハンドルとXLRマイクが無いところだけです。

XLRハンドルにたくさんカメラねじが開いていましたが、
FX30本体にも上部に2個、シャッターボタン側に1つカメラねじの穴が開いているので、
今回のように2つの機材をカメラねじで固定するくらいであれば平気です。

『音声は内蔵マイクで十分。後はフル装備。』のメリット

『音声は内蔵マイクで十分。後はフル装備。』のメリットとしては、
完全フル装備よりも若干コンパクトで一か所に収まっているところですね。

XLRハンドルを取り付けてフル装備する場合は、
イメージとして縦方向にいろんなものを載せる感じですが、
このスタイルだと、横に並べていくイメージです。

  • 外部モニターが見える角度が広いので、撮影中の確認がラク。

外部モニターが見える角度が広いので、撮影中の確認がラク。

これは、フル装備の時の状態を思い出してほしいのですが、
外部モニターは、XLRマイクの上につけるしかなかったので、
ハンドルのてっぺんにつけていました。

ところが、今回のスタイルだと、結構下のほうにつけることができます。
ですから、XLRマイクのてっぺんにモニターをつけた場合、
上から俯瞰で撮影したいときは外部モニターの確認ができません。

今回スタイルであれば、ハンドルの横につけているので、
回転させてあげれば真下へ外部モニターを向けることだって可能です。

どんな撮影状態でも外部モニターが確認できるというのはメリットですよね。

『音声は内蔵マイクで十分。後はフル装備。』のデメリット

デメリットは、フル装備の時から外しているものですね。
つまりマイクです。

それはすぐにわかるのであえて挙げていません。
このスタイルのデメリットは他にもあります。
それが以下のデメリットです。

  • せっかくのズームレバーに指が届かない…(そもそも手持ちしにくい)

こちらの写真を見てください。

FX-30-zoom-lever
頑張ってズームレバーを触ろうとしているが外部モニターに阻まれている状態。

パワーズームを使用している場合、
上記画像で一生懸命人差し指で触ろうとしていることろの
レバーを回すことでズームできます。

ズームリングを触ることなくズームできるという優れものなのですが、
こちらの写真を見てもらうとわかる通り、
モニターのクイックシューが邪魔すぎて、ズームレバーに指が届いていないです。

ズームレバーに届かないだけであればまだ何とか運用できますが、
そもそも右手周りがごちゃごちゃしていて持ちにくいという難点があります。

逆に、手持ちしないで撮影する三脚撮影なんかだと、
このスタイルは結構いいかもしれないです。

今回のまとめ。オススメは『機動力は犠牲にせずにバッテリー持ちを改善』

いろいろと実際にわたしが試したことがあるスタイルについて紹介してきました。

わたしの一つの結論としては、
『機動力は犠牲にせずにバッテリー持ちを改善』これだと思っています。

そこまでかさばらない割に、
バッテリーの心配をしなくていいのは魅力的ですね。
互換バッテリーを使うことでコスパも高いですし!

外部モニターを見る必要が無くても、
XLR端子のマイクをつけて撮影するようなちゃんとした撮影の場合、
取り付け場所的に外部モニターはつけるんじゃないか?
と思っているので、マイクのみをつけるスタイルは紹介しませんでした。

smallrigもuranziもそうですが、
カメラに合わせて便利なアクセサリが多数販売されています。

うまく使うことで疲労軽減だったり、
あきらめていた機材全部乗せなんかも実現可能になったりします。

ぜひご自分に合ったリグを見つけてみてください。

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