こんにちは。コスパ太郎です。
今回は、TAMRON【タムロン】社製のレンズアップデート編です。
手持ちのタムロンのレンズのFW(ファームウェア)のアップデートをしたのですが、
公式のページだと引っかかるところがあったので実物の写真なんかも
交えて解説していこうと思います。※ただしSONY E-mountに限ります。
恐らくですが….
タムロンさんだと、カメラメーカーの表示がそのまま使えなかったのでは…
なんて勘ぐってしまいましたが、個人の解説記事なら
特に問題ないと思うので画像も交えて解説していきます。
E-mountレンズのFWアップデートの準備。
まず、タムロン社製E-mountレンズのFWアップデートで、
準備が必要になるので、その準備について解説していきます。
準備するものは以下のものです。
順番に解説していきます。
SONY社製カメラ(NEXは×。αシリーズかFXシリーズ、V-logシリーズ。)
まずはカメラです。
かつてタムロンでタップインコンソールだか何だかで、
カメラが無くても、アップデートできるアイテムがあったみたいです。
イメージとしては、マウントからケーブルが出ていて、
そのケーブルをパソコンにつないで、マウントにはレンズをつける。みたいな。
こんなやつらしいです。↓↓↓
動画の最後の『私が撮った写真です。』は不要な気がするけど笑
まあ当然そんなもんわざわざ買わないので、手元にはありません。
カメラだけあればFWのアップデートは可能ですのでご安心ください。
ただし、NEXシリーズは不可と公式で記載がありますので、
NEX使いの人はこのタップインコンソールを使うしかなさそうです。
値段確認してみましたが、めちゃくちゃ高いわけでもなさそうです。
ちなみに今回わたしはSONY FX30でアップデートを行いました。
タムロンのFWアップデート対象レンズ。
次に必要なのが、タムロンのレンズですが、
注意点としては、『FWアップデート対象レンズか?』ということ。
ご自身のタムロンのレンズがFWアップデート対象レンズかは、
この表より確認できます。※記事執筆時点2023/7/20現在。
最新対象レンズを確認したい場合は、こちらのリンクから確認できます。
USBケーブル
このUSBケーブルは、カメラ⇔パソコン
をつなぐケーブルです。
カメラに付属してきた純正のUSBケーブルを使用することが推奨されています。
まあただ、USBケーブルも規格品なので、そんなに変なものを使わない限りOKです。
長さがもっと長いのが欲しい。とかあるならこんなのもありますので、
買ってみるのもありかもしれません。
パソコン
パソコンはどうしても必要になります。
一部のレンズでは、レンズ本体にUSB Type-Cの端子が内蔵されていて、
その端子とAndroidスマホをケーブルで接続できる機種もあります。
つまりFWアップデートにパソコンを必要としないというわけです。
ただ、現状できるのが4機種だけ。
しかもZmount(Nikon)向けに関しては、レンズのType-C端子から、
パソコンにつながないといけないという仕様。
なので基本的には、FWアップデートにはパソコンが必要。という認識で間違いないです。
先述のAndroidスマホでアップデートできて、パソコンではアップデートできない
機種というのは存在していませんのでご安心ください。
タムロンのFWアップデートツール
最後にタムロンHPから、FWアップデートツールをダウンロードする必要があります。
ここから飛べます。
リンク先から、対象のレンズのFWアップデートツールをダウンロードします。
具体例として、150-500mm のA057というモデルで解説します。
まず、フルサイズミラーレスデジタル一眼カメラ用(Di III)をクリックします。
すると、対象レンズが一覧で出てきますので、
A057の詳細をクリックします。
その後、お使いのパソコンのOSに従ってどちらかをDownloadします。
これでFWアップデートツールのダウンロードは完了です。
実際にFWアップデートする手順。
さて、準備が完了したところで、
実際にタムロンのレンズのFWアップデートを行っていきましょう。
手順としてはほとんど公式のものと一緒ですが、
カメラの画面も交えて解説していきます。
カメラからSDカードを抜く。カメラをレンズにつける。
これはそのまんまです。
カメラからSDカードを抜いておいてください。
理由としては、これからカメラとパソコンをUSBケーブルで接続しますが、
その際、SDカードがストレージとして認識されないようにするためと推察できます。
また、レンズもカメラの電源を入れる前につけておきましょう。
以前SONYの人に電源を入れた状態でのレンズ交換は全く問題ない。
と言われたことがありますが、電気的な接点を通電中にガチャガチャやるのは、
あまりいいものではないですから、ここでつけておきましょう。
カメラの電源を入れてUSB接続の設定を行う。
これからカメラとパソコンをUSBケーブルで接続しますが、
その前にカメラ側の設定をする必要があります。
具体的な手順は、以下の通りです。
まずはmenu画面のセットアップから、
USBという項目を探します。
USBの項目を選択すると、3つ項目が表示されます。
この中の、『USB接続モード』を選択します。
USB接続モードの中から、『マスストレージ』を選択して完了です。
カメラをパソコンとUSBケーブルでつなぐ。
続きまして、カメラとパソコンをUSBケーブルでつなぎます。
特に問題なければ、カメラ側でPC接続中画面になります。
カメラの画面を確認する。
先ほど、カメラ側でPC接続中画面になるとお伝えしましたが、
このような感じでUSBモード マスストレージと表示されていれば接続OKです。
もしこの画面が表示されないようなら、
一度USBケーブルを抜き差ししたり、カメラの電源のON/OFFをしてみてください。
FWアップデートツールを起動する。
カメラとパソコンがUSBケーブルで正しく接続できたところで、
いよいよアップデートツールの起動です。
標準だと、パソコンのダウンロードフォルダにタムロン製の
アップデートツールがダウンロードされているはずです。
こんなの↓↓
このファイルは、A057用のアップデートツールですので、
他のレンズの場合は名称が異なりますので注意です。
この.exeファイルをダブルクリックして起動しましょう。
FWアップデートツールの文言通り次へのボタンを押していく。
FWアップデートツールは、
丁寧に確認の文章が出てきますので、
それに従ってアップデートを行ってください。
特に難しい作業はありませんが、
絶対に守らないといけないことがあります。
それが…
アップデート中に電源を切らない。
これは事故だろうが故意だろうが関係ありません。
レンズのFWに限った話でもなく、カメラのFWアップデートでも同様です。
中のマイコンに書き込みを行っている最中に電源が落ちると、
最悪の場合自分では治せず、メーカー修理行きとなることがあります。
そんなのあほらしいので、絶対にこのことは守るようにしましょう。
作業終了。
この時点で、ケーブルは外してしまって大丈夫です。
※ただし、パソコンのストレージを切断ボタンを押してからにしましょう。
画面右下に出てくるこれです↓↓
無事作業が終了したら、
念のためレンズのFWのバージョンが最新に変わったか確認しましょう。
どうでもいいですが、
FX30のVer.が1.00とかなり古かったのでこの後Ver.2.0にアップデートしました。
【余談】FWアップデートをわかりにくくしていた要因
これは余談というか、
この記事を書くに至った原因・要因になります。
まず、『タムロン FWアップデート』とGoogleで検索すると、
こっちのページが出てきます。
まあ、間違ってないですよね。アップデート方法が記載されています。
ただここで問題となるのが、各レンズ機種によってFWアップデートツールが違いますから、
それぞれのツールに飛べるリンクが必要になります。
つまり、多くの人は、最初にこの文言を見て「?????」となるはずです。
『え、どっからダウンロードすんの?』
なので、簡単な解決策としては、
この【ファイルをダウンロードしてください】の文言に
各機種ダウンロードできるページのリンクを張り付ければいいんです。
あと画像が無くて文字だらけなのも….
ユーザーフレンドリーで考えると、
そのほうが良いと思うんですがいかがでしょうかタムロンさん。
今回のまとめ
今回はちょっとわかりにくかったTAMRONのレンズのFWアップデートについて
画像も交えながら解説してみました。
やってみると大したことはないのですが、
FWのバージョンアップは手順が少しパソコン作業に慣れていない方だったり、
FWってなんだ??という方もいらっしゃるかと思い丁寧に解説してみました。
今回はFX30というちょっと特殊なカメラでのアップデートでしたが、
αシリーズでも設定画面はほぼ一緒だと思いますので、参考にしてみてください。
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