コスパ太郎です。
今回は、以前から少し周辺アイテムを紹介しているSONY FX30のパーツの紹介です。
SONY FX30のXLRハンドルを同時購入している場合は、
これあったほうが絶対良い!というオススメアイテムになっています。
もったいぶらずに詳細説明しますが、
このSmallRigのハンドル延長バーを紹介します。
型式としては、MD3490となっています。
Amazonや大手通販サイトでも簡単に購入できますので、
入手性も良好です。
以前紹介したSmallRigのオーディオモジュールトッププレートと、
今回紹介するハンドル延長バーは同時に使用することができます。
最初からこの形状でSONYが作ってくれていればなあ…と思ってしまうほど
拡張性が段違いにアップします。
これでどんなことができるのか?
実際使ってみたメリットデメリットについてお話していきます。
SmallRigハンドル延長バーの特徴がよくわかる。
SmallRig ハンドル延長バーMD3490の特徴は?
改めまして、今回紹介するアイテムは、
SmallRig社製のハンドル延長バーです。
冒頭ではすでにFX30の純正ハンドルに取り付けた状態でお見せしましたが、
単体ではこのような感じの商品になっています。
取り付けは簡単で、純正のXLRハンドルの既存のネジ穴に、
このハンドル延長バーをねじ止めするだけです。
取り付け用のネジは付属していますのでご安心を。
ねじ止めは2本のビスを使ってレールを、
1本のビスを使って手前側のSmallRigと印字されているパーツを留めることになります。
実際取り付けにかかる時間は5分もかかりませんから、
組み立てが不安だったり、手先が器用でなかったとしてもすぐに取り付けできますから
安心して下さい。
この延長レールを使うとどれくらい拡張できるか?
気になるのは、この延長レールを使うことで、
どれくらいカメラねじが増えるかですよね?
具体的な個数としては、1/4インチのいわゆる写真カメラ用カメラねじが、
上部に5個。側面に4個。
ARRI標準の位置決めピンに対応した3/8インチのいわゆるビデオカメラ用
カメラねじが1個追加されます。
また、同じSmallRig社製のオーディオトッププレート(別売り)と
組み合わせて使う場合には取り付けに3/8インチのカメラねじを使うのですが、
もしオーディオトッププレートを使用しない場合は、この3/8インチねじも
使うことができます。
カメラねじは1/4インチねじが合計9個。3/8インチねじは、
オーディオトッププレートを使う場合は1個。使わない場合は2個使えるということです。
カメラねじの増設以外にも、
コールドシューが1つ。こんな感じで配置されています。
またレール自体がNATOレールに対応しているので、
例えば、こんなモニターマウントはレール上の任意の位置で取り付け可能です。
オーディオモジュールトッププレートとの組み合わせは?
オーディオトッププレートを使うと、3/8インチねじが1つ使えなくなると
お伝えしましたが、実際にどちらも取り付けた状態がこちらです。
オーディオトッププレートを単体で取り付ける場合には、
オーディオトッププレートに付属しているかさ上げのパーツを使用しますが、
延長レールと組み合わせる場合は、その付属パーツ無しで取り付けることになります。
高さもピッタリ一致しますから、組み合わせることの弊害は全くありません。
できればどちらも拡張性が格段に向上しますから同時に導入することをオススメします。
オーディオトッププレートの詳しい情報は以下の記事で紹介しています。
ハンドル延長バーをどんなふうに使っている?
実際わたしが導入してどんなふうに使っているかというと、
このようにバッテリープレートを配置しています。
以前からの記事をご覧になっていれば、
このバッテリープレートの威力はご存じだと思います。
バッテリープレートを使うことで外部給電としてSONYの大型バッテリーから、
カメラの電源も、外部モニターの電源も取れる優れものです。
バッテリープレートもSmallRig製でなんとも統一感が合っていいですね。
バッテリープレートについての詳しい記事はこちらに書いていますので、
もしまだご覧になっていない場合は一度確認してみてください。
もともとこのバッテリープレートは、
同じような位置として純正ハンドルに取り付けていました。
ただ、ちょっと不満もあったんですね。
その不満というのが取り付けた時の安定感です。
純正のハンドルに取り付けた場合、2つ安定感を邪魔する要因がありました。
その二つが以下です。
それぞれについて少し解説していきます。
バッテリーをレンズと同じ向きにすると、バッテリーがハンドルから飛び出る。
これは、ハンドルの長さが短いので、
バッテリープレートを取り付けるとハンドルよりも手前側に飛び出るというものです。
この飛び出る状態だと、不意にハンドルを持とうとしたときに、
バッテリープレートを触ることになり、あまりうれしくなかったんです。
ただでさえ撮影中にケーブルの接続部なんかを触って、通電不良なんてなると、
今まで撮影していたデータが飛ぶ。なんてことにもなりかねません。
ですから、しょうがないので、レンズとは直角になるように、
ハンドルから飛び出す量を少なくして設置していました。
ただ、このレール延長プレートを使うことで、
後方にハンドルが延長されるので、飛び出し量がだいぶ少なく収まるんです。
ハンドルのねじ止めが物理的に1本しか締結できない。
これは物理的なねじ穴の位置の問題でした。
もともとXLRハンドルの素の状態でバッテリープレートを取り付けようとすると、
ねじ穴が1個しかないので、どうしてもねじ1本でバッテリープレートを取り付ける
必要がありました。
もちろん、ねじで止まっているので、急に脱落するようなことはないのですが、
先ほどのように、バッテリープレートがハンドルから若干飛び出ていることから、
バッテリープレートのみを触って少し回転する。なんてこともありました。
ただ、今回ご紹介している延長レールを使うことで、
このようにバッテリープレートをねじ2本で締結することができるんです!
このように2本で締結することによって、
回転方向が規制されるので、もう回転方向のズレに悩まされることはありません。
また、バッテリープレートの側面が電源供給用の端子になっているのですが、
FX30を持った時に左右からケーブルを出す形になるので、
配線もこちらのほうがスッキリします。
ハンドル延長バーを使うことのメリット3つ
ここまででだいぶメリットについてはお伝え出来たかと思いますが、
さらに一般的にこのハンドル延長バーを使うことのメリットについて補足していこうと思います。
先ほどまでの説明とも重複するところがありますが、
以下の3点についてメリットをご紹介していきます。
それぞれ解説していきましょう。
カスタムする幅が広がる
これは最大のメリットですね。
カメラねじが1/4インチのものが9個、3/8インチのものが1個または2個追加。
さらにコールドシューが1つ、NATOレールが上面に追加されます。
あなたがお持ちのアクセサリー類ですと、
例えば、外部モニターや照明、2本目のマイクなど、さまざまお持ちかと思いますが、
それぞれを自由に配置することが可能になります。
コールドシューにモニターのマウントをつけて、
手前側にモニターを持ってくるのも良し。NATOレールに対応した
モニターマウントを利用して即座にモニター位置を前後させるのも良し。
1/4インチ対応のマジックアームを使って照明を好きな位置から点灯させるのも良し。
レール手前の側面にもカメラねじがありますかrら、
そのカメラねじをどう有効活用しようか悩んだり…
拡張性が上がることで、カスタムの幅も広がりますよね!
純正のような見た目がカッコイイ
デザインに関しては主観も入るので何ともですが、
わたし個人としては純正ハンドルにマッチしているとおもいます。
どうしてもサードパーティ製のアイテムやパーツというと、
純正の色合いに対して若干浮くというか、後付け感が出てしまうことが多いですが、
このハンドル延長バーもオーディオトッププレートも含めて、
最初からついていたまではいきませんが、それに近い見た目に仕上がっています。
SmallRigというと、最近では知名度も上がって、質も上がっていますから、
サードパーティ感のあまり出ない質感というものありますし、
表面もチープさが全然感じられません。※その分値段も上がっている気がする….
道具は道具で使えればいいという考え方も一理ありますが、
どうせならカッコよくて使い勝手がいいほうがいいですよね?
グリップ力が向上する
実はこのハンドル延長バー、
ただ延長してねじ穴が増えるだけだと思いきや、そうではないんです。
もう一度パーツの写真をご覧ください。
ハンドルの下側に、波のような形状が見えますか?
この波のような形状。持ってみるとわかるのですが、
結構持ちやすいんです。もともとのXLRハンドルは、ただの棒といった感じでしたが、
この波のような形状によって一気に持ちやすくなります。
事実、Amazonのレビューでも、
ただ延長するだけではなく、持ちやすさも改善されたという意見が多数あります。
わたしもこのレビューの意見に賛成です。
ハンドル延長バーを使うことのデメリット3つ
最後に、メリットだけではなく、
実際に導入して感じたデメリットについてもお伝えしておこうと思います。
デメリットとしては次の3つです。
メリットに対してデメリットはコストくらいでしょうか…詳しく解説していきます。
重量が増える
このハンドル延長バーは追加パーツですから、
いまあなたがお持ちのFX30の重量にそのままプラスされることになります。
とはいっても、90g程度ですから、
その重さに対してのメリットを考えると、ほぼ空気みたいなものですよね…
導入にコストがかかる
値段的なところはどうしようもないのですが、
どうしてもある程度質が良いものですのでコストはそこそこかかります。
現在記事執筆時点で、Amazon税込み価格は5,399円となっています。
延長するだけでこの値段…という意見もわかりますが、
ただ、導入すると、なんでもっと早く導入しなかったんだろうという気持ちになること請け合いです。
実際Amazonのレビューでもコストのところで引っかかっていた方が、
実際に導入したら、「もっと早く導入すればよかった」とコメントしています。
SmallRigの製品は、Amazonのセールでたまにタイムセールに出ることもあるので、
Amazonで値段のチェックをしてみるのもいいかもしれませんね。
そもそもSONY純正のXLRハンドルが無いとつけられない
これはもうここまで読んでくださっているあなたには、
関係ない情報だと思いますが、このハンドル延長バーは、純正の
XLRハンドルに追加で取り付けるアイテムですから、
そもそも純正のXLRハンドルを持っていない場合は、このアイテムだけ購入しても無意味です。
純正のXLRハンドルは、別売りとして販売はされているものの、
高額なので万人にオススメできるものではないですね…
いちおう購入できるよ。ということでリンクだけは貼っておきます。
別売りで後から購入すると
いくらくらいするものなのか気になったら確認してみてください。
今回のまとめ:FX30/FX3の純正ハンドルを使っているならぜひ導入すべき。
今回はSONYFX30/FX3の純正XLRハンドルに追加して
拡張性もグリップ力も向上させられるハンドル延長バーについてご紹介しました。
値段が少々張るのがうーーんという感じですが、
モノとしては文句なしです!
もしSONY純正のXLRハンドルを使っていて、
拡張性が欲しいな…
グリップ力を上げたいな…
と思ったら、ぜひ導入を検討してみてください。
それでは良いコスパライフを!
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