コスパ太郎です。
今回はこちらのNEEWER社製の油圧雲台[GM24]の紹介です。
油圧雲台と言えば従来ビデオカメラをターゲットとしていました。
そのため、ビデオカメラ=重い
という図式があるので、どうしても大型の油圧雲台しかありませんでした。
まあ、油圧式雲台を小型にすること自体難しかったのかもしれませんが….
じつは昔から動画撮影することもあって、
大型の油圧雲台も持っていて、油圧雲台の操作性というか、
滑らかさはすでに経験済みでした。
↓↓前から使っている大型のビデオ用油圧式雲台↓↓
その油圧雲台が、普通の写真用カメラでも使えたらな…
なんてずっと思っていたところこちらの商品が出てきたので、
衝動買いしてしまいました…..
今回はNEEWER社製のGM24のいいところ・悪いところすべてご紹介していきます!!
↓↓商品は通販でGet可能です!↓↓
小型の油圧式雲台の魅力について理解できる。
NEEWER GM24のメリット・デメリット
まずはこの小型の油圧式雲台のいいところ・悪いところについて、
3個ずつ挙げてみたいと思います。
ついでに、冒頭で紹介した今まで使ってきた大型の
油圧式雲台(結構一般的な大きさ)と並べてサイズ感を比較してみました。
NEEWER GM24のメリット3選
まずはいいところ3つです。
それぞれこんな感じです。主にサイズ感に関する項目が2つと、
ちゃんと油圧式のメリットもあるというはなしです。
ひとつずつ解説していきましょう。
NEEWER GM24のメリット①:軽い
とにかくこの雲台は軽いです。
今までビデオ用の油圧式雲台というと重いのが普通でした。
冒頭でもお話しましたが、ビデオカメラは安定性を重視しますので、
重いほうが良い場合もあるんですね。ただ、それはカメラがとても重い場合。
最近軽いカメラの動画性能も飛躍的に向上していますから、
軽いカメラでも十分きれいに動画撮影できます。
ですから、軽いカメラに対応して、軽い雲台でいい。
という話です。実際使ってみて、軽すぎて不安定と感じたことはないです。
具体的には、わたしの手元にある個体だと、
約276gでした。これなら持ち運びも苦ではないですね。
NEEWER GM24のメリット②:小さい
メリット①の軽いと似たようなメリットですが、
小さいと何がいいか?
それは持ち運びに便利ということです。
旅行でも何でもいいのですが、イメージしてもらうと、
三脚を【持ち運ぶ時間】と、実際に【撮影する時間】
どちらが長いでしょうか??
当然、持ち運ぶ時間のほうが長いですよね??
つまり持ち運ぶ時間が長い=荷物は小さいほうが良い。
というのはメリットですよね。
軽さも大事ですが、コンパクトさも大事です。
実際今まで使用していた大型のビデオカメラ用雲台との
サイズの比較は後ほどご紹介します。
NEEWER GM24のメリット③:油圧式の滑らかさもバッチ
小型になったことで、油圧式の滑らかな操作性が犠牲になったら意味がないですよね?
安心して下さい。このNEEWER GM24は、しっかり油圧式らしく滑らかに操作可能です。
最初小型化されているので、操作性が微妙だったらどうしようかな…
と心配していたのですが、まったく問題ありませんね。
もう普通のネジ式の雲台には戻れません。
NEEWER GM24のデメリット3選
いいところもあれば、悪いところもあります。
この悪いところが、あなたの重要視している項目であれば、
導入は見直したほうが良いかもしれません….
NEEWER GM24のデメリット①:ハンドルの調整ができない
まずは一つ目のデメリットです。
これは、ハンドルが調整できないというのがデメリットです。
具体的には、大型の油圧式雲台ではハンドルの長さ、角度、向き
なんかが自由に変えられます。
一方、このNEEWER GM24のハンドルは、
右手で操作するか、左手で操作するかの変更ができるくらいで、
長さや角度、向きは変更できません。
このようにハンドルが2つのビスで止まっているだけです。
二本で止まっていますから、安定性は全く問題ないのですが、
調整が効かないのがちょっとなあ…という感じです。
ハンドルが少し短いから伸ばしたいな…とか、
ハンドルをもう少し下向きにして使いたいな…
という細かいセッティングはできません。
NEEWER GM24のデメリット②:抵抗がちょっと重め
これは感覚的な話になりますし、
わたしが導入した個体のクセによるものなのかもしれませんが、
若干抵抗が重めです。
重いと言っても、操作するときに三脚・カメラ全体が揺れてしまうほど重くはありませんので、
バランスが崩れるほどの操作性の重さではないですので安心して下さい。
実は、抵抗がちょっと重めなことでいいこともあります。
例えば、カメラをつけた状態で固定ねじが緩い場合でも、ゆっくりとカメラの向きが変わりますから、
カメラの向きが急に変わって三脚ごと倒れるなんてことは防げます。
感覚的な話ですし、初めて油圧式雲台を触るのであれば、
こんなもんかくらいで気にはならない可能性が高いです。
今まで使ってきた大型の油圧式雲台と比べると…という話ですので。
NEEWER GM24のデメリット③:カメラケージを取り付けていると、使い物にならない
これは、後ほど詳しく解説しますが、
カメラケージと呼ばれる、カメラのバンパーのような部品をつけて運用していると、
ちょっとした問題が発生します。
この雲台を購入すると、カメラ底面に取り付ける
クイックプレートと呼ばれる板が付属してきます。
この板をカメラの底面にねじ止めすることで、
雲台の取り付け部分の溝にハマるという構造です。
ただ、コレカメラケージをカメラに取り付けていると、
少しばかり問題が起きます….
この問題について解決策について具体的なアプローチ方法は
後ほど一緒に解説しているので最後までご覧いただければ理解できます!
従来のビデオ雲台とどれくらい大きさに差があるか?
最後にサイズ感の比較をしてみた画像をお見せしましょう。
並べてみると大きさの差は一目瞭然ですよね?
幅、長さは半分程度、高さは2/3といったところでしょうか。
奥の大型の油圧式ビデオ雲台は、
車移動で機材を運べるならまだしも、電車移動なんかだと重いし・デカいしで
なかなか持っていこうという気にはなりませんでしたね…
それに比べて今回紹介している小型の油圧式雲台は
油圧式と言われないと気づかないほどコンパクトなのがよくわかりますよね。
NEEWER GM24はどんな人が導入すべきか?【メリット】
ここでは、ここまで紹介してきたいいところ・悪いところを踏まえて、
NEEWER GM24はどんな人に合っているか?どんな人が買うとハッピーになれるか?
についてお話していきます。
こんな人はNEEWER GM24を導入したほうがいい
ここまでNEEWER GM24のメリットデメリットをお話してきましたが、
具体的にどんな撮影をする人が導入したほうがいいのかお話しましょう。
まず、動画撮影を頻繁にする方はこの雲台を導入すると撮影時の操作性の滑らかさに
ハマること請け合いです。
ねじ式の安い雲台でもいいよ…と思っているかもしれませんが、
上下左右、回転もヌルヌルと動くこの感覚は一度試さないと損です。
油圧式の雲台というと、業務用が今まで主流で、
一般の人に向けた商品というのはほとんどありませんでした。
ですから、動画撮影専用の大きいカメラを触ったことがある人以外、
油圧式の雲台は触ったことが無いと思います。
あなたも油圧式雲台を触ったことが無いかもしれませんが、
再度言っておきますが、油圧式雲台の操作性の滑らかさを知らないのは損です。
油圧式雲台と、ねじ式の雲台どちらも使ってみたうえで、
ねじ式の雲台を選択するのはありだと思いますが(※そんな人ほとんどいないと思う。)
使わないでねじ式を使い続けるのはもったいと思いませんか??
他に写真の構図をばっちり決めたい場合にギア雲台というものがありますが、
あれでは動画撮影するのは厳しいです。
ですから、動画撮影を頻繁にして、
同じカメラで写真も少し撮るよ。というあなたの場合はこの選択はバッチリだと思います。
NEEWER GM24を買ってはいけない人は?【デメリット】
先ほどはどんな人に合っているかの紹介でしたが、
逆に、どんな人は買うと不幸になるか?についてお話していこうと思います。
正直これに当てはまったら購入はオススメできません….
こんな人はNEEWER GM24を導入しないほうがいい
先ほども少し触れましたが、
写真のみ撮影する方で、構図を1軸ずつバッチリ決めて撮影したい場合は、
このNEEWER GM24は導入しないほうが良いです。
ギア雲台というのはこんな感じの細かい角度調整をすることを得意としている雲台。
油圧式で滑らかに操作できるとはいえ、
ギア雲台のように0.1度ずつ調整するなどはできません。
それから、ギア雲台はカメラの右下がり・左下がりの方向を調整するギアがありますが、
このNEEWER GM24には構造的に調整する機構が付いていません。
ですから、例えば足元が平坦でなく、カメラが右下がりor左下がりとなっている場合は、
三脚の足の長さを変更することで対応しないといけません。
これはちょっと手間ですよね….
最近ではカメラ本体に水準器の機能が付いていたり、
NEEWER GM24の本体にも水準器はついてはいるものの、
それを三脚の足の長さで調整するとなると….結構大変です。
まとめると、撮影は写真のみで、細かい画角調整をばっちり決めたい場合は、
今回の小型油圧式雲台の導入は見合わせたほうが良いです。
NEEWER GM24の最大にして唯一の欠点とは?※対策も紹介
悪いところの1つに、アルカスイス互換のレールが付いているか、
もしくは付属のプレートを使わないと固定できない。という話をしました。
実はこれに深く関係する話です。
欠点とはズバリカメラケージとの相性
突然ですが、あなたはカメラにケージは取り付けていますか??
ケージとはこんな感じのカメラに装着するバンパーというか、
囲いというか、ケースというか。
これって、結構な確率で底面に何かしらのレールが付いていることが多いです。
こちらのZ9のケージには、底面にアルカスイス互換のレールが付いています。
先ほど、この雲台を購入すると、クイックプレートが付属すると紹介しましたが、
このプレートは、アルカスイス互換の幅で溝が切られています。
つまり、カメラケージにアルカスイス互換のレールがあれば、
そのまま雲台に固定できてイイね!となります。
ただし…..
これ、向きに注目です。
カメラに対して並行にレールが走っていますよね?
それに対してNEWWER GM24の固定部分はどうでしょう?
そうです、実は90度ずれているんです!
ですから、ケージのままこのNEEWER GM24に取り付けようとすると、
全然使い物にならなくなります。イメージこんな感じ↓↓
これでは下にカメラを向けたくても、一生カメラが下を向くことはありません….
NEEWER GM24の最大にして唯一の欠点というのがこれです。
『カメラケージを取り付けていると、使い物にならない』
当然、カメラケージの底面にさらに付属のアルカスイス互換の
プレートを付けるという選択肢もありますよね。
ただ、せっかくケージにレールが付いているのに、
プレートをさらにつけるって….ちょっとあれですよね….
カメラケージ付きでNEEWER GM24を使う対策方法
カメラケージをつけていたら、
NEEWER GM24が使い物にならないかというと、
対策をすることで使えるようになります!
問題点のおさらいをすると、
カメラケージのレールの方向と、NEEWER GM24のキャッチする方向が
90度回転しているのが原因でしたね?
というわけで、この90度をさらに90度回してあげればいいんです!
対策方法としては2つ存在します。
対策方法その①:回転雲台をつける。
これは、アルカスイスのレールが付いていることが前提ですが、
回転雲台の根元を、NEEWER GM24のキャッチで保持しておいて、
回転雲台のキャッチ部でカメラケージのレールを固定するイメージです。
回転雲台ですから、当然クルクル回るので、
カメラケージのレールの方向と90度ずれていたって、関係ないわけですね!
対策方法その②:アルカスイス互換のレールが付いたクランプを使う。
先ほどの回転雲台同様、その雲台自体の底面にアルカスイスのレールがあることが前提です。
わたしが購入して実際に取り付けているのがこちらです。
これで90度回転させることで、
カメラがちゃんと上下方向に振ることができるようになります。
ちょっと失敗したかな…とおもったのが、
この部分です。レールが途中で切れているんですね。
一応、ここの長い方でNEEWER GM24のキャッチ部で固定すれば安定感は問題ないです。
ただ少し静止時のばらんすが良くないので、できれば真ん中に来るような、
こんな商品のほうが良いと思います。
今回のまとめ:実際買ってよかったか???
やっぱり油圧式の雲台は、さっと動かしてピタッと止められるのが最高です!
それに、その気になれば動画撮影にもそのまま使えますし、
どちらもこなせるというのは結構便利です。
冒頭でもお伝えした通り、
従来の油圧式雲台はサイズが大きかったり、重量が重かったりして
持ち運びには不便だったので持ち運びはしていませんでした。
ただ、このNEEWER GM24を購入したことで、
三脚とセットでつけっぱなしでいろんなところに持ち運びしています。
雲台のサイズと重さで考えると、一般的な雲台とほとんど差が無いですからね。
欠点も1つありましたが、
追加部品で対策することはできますし、
そもそもカメラケージを使わない場合には全く関係ない話ですから、
影響はほとんどありませんね。
ということでこのNEEWER GM24は個人的には買ってよかったです!
最後に購入できるリンク先を貼っておきますのでよかったら値段なんかも確認してみてくださいね。
↓↓商品は通販でGet可能です!↓↓
コメント