今回は、amazonの電子ペーパーモデルの中で、唯一手書きできる「kindle scribe」の互換ペンについてご紹介します。
kindle scribeには、ペンが最初から同梱される前提で、スタンダードペンかプレミアムペンを選べます。わたしは購入する際スタンダードペンを選択したのですが、どうにも細すぎて不満だったんです。
あなたも現在使用している、スタンダードペンに満足していないのではないでしょうか?満足していないからプレミアムペンを購入しようかな?と思っていませんか?
ちょっと待ってください。実はもっと良い解決方法があるんです!
先日、kindle scribeで使用できる他社製品はないか?と調べてみたところ、wacom oneのペンが使えることが判明したので、購入して試してみました。
今回社外品のwacom oneのペンを購入して感じたメリットは3つです。こちらを詳しく解説します。この解説を参考にしていただけると嬉しいです。
kindle scribeで使える互換ペンwacom one用のペンを
使うメリットについて理解できる。
kindle scribeで使える互換ペンwacom one用[CP91300B2Z]がオススメ
今回の主役、kindle scribeで使用できる互換ペンのご紹介です。ご紹介するのは、wacom(ワコム)社が販売している、wacom oneと呼ばれる液晶ペンタブレットで使われるペンです。
液晶ペンタブレットとは、おもにデジタルで絵を描く人が使用するデバイスです。プロだけでなく、最近ではエントリーモデルも数多くリリースされており、趣味で使用する人も増えています。
↑こちらはwacom one。wacomの中ではエントリーモデルに位置付けられます。
このwacom oneに付属されているのが、今回ご紹介する互換ペンです。
付属品ではありますが、このペンだけを購入することも可能ですのでご安心ください。
今回はAmazonで購入しました。値段は購入時点で税込み3,636円でした。現在は値段が変わっている可能性もあります。リンクをご用意しましたので、ぜひご自身で現在の価格を確認してみてください。↓↓↓↓
kindle scribeで使えるペンは限られている??
今回ご紹介しているwacom one用のペンは、kindle scribeで使用できることを確認していますが、ここで疑問が湧いてこないでしょうか?
「ペンなんてなんでもいいんじゃないの?」と思いませんでしたか?
実は、kindle scribeで使用できるペンは限定されています。つまり、使えないペンが存在しているということです。
例えばこちらのペン。fire HDで使用できるペンです。タブレットで使用できるペンですから、同じようにkindle scribeでも使用できそうですよね?
しかし….このペン、kindle scribeでは使用できません。わたしもペンなんてなんでも使えるだろ~と思い、以前から使用していたこのペンを使ってみようとしたのですが、まったく反応なし…
電子ペーパーや、先ほどご紹介した液晶ペンタブレット、また、fire HDやタブレットPCなどそれぞれで実は対応しているペンが異なります。←超重要。
kindle scribeの商品説明では特に言及されていませんが、wacom oneで使用されているアクティブESという機能の仕組みについてこのように紹介されています。
アクティブESの仕組み
ワコムのアクティブESは、静電容量ペン結合テクノロジーです。ディスプレイには、複数の静電グリッドを互いに直角に配置したセンサーが搭載されており、これがワコム電子ペンと連動します。一方のセンサーグリッドとペンが、電場を発生させる送信ユニットとして機能します。もう一方のグリッドは受信ユニットとして機能します。ペンの位置は、それぞれのセンサーグリッド受信ユニットで検出された電荷量の差に基づいて特定されます。
https://www.wacom.com/ja-jp/for-business/technologies/aes
wacom oneのペンが使用できるということは、上記のアクティブESをkindle scribeも使用しているということですね。なんだかすごい技術のようです。巷ではこの技術を採用されているペンのことをEMR規格搭載のペンと呼んだりするそうです。
ですから、wacomの独自技術を採用したペンのみがkindle scribeで使用可能ということです。これは特に重要ですので、覚えておいてください。
wacom one用のペンを使うメリット3つ
kindle scribeで使用できるwacom one用のご紹介をしました。ではここで、スタンダードペンから乗り換える場合に候補に挙がるプレミアムペンも含めて、wacom one用のペンを使うメリットを3つご紹介しておきます。
デザイン:個人的にはwacom one用が圧勝
まずデザインについてです。kindle scribeのスタンダードペンも、プレミアムペンも、形状の差はほとんどありません。 ストレート形状で、鉛筆のような形状をしています。太さは鉛筆を一回り大きくした程度で、断面はほぼ丸です。
それに対してwacom one用のペンは、スタンダードペンとプレミアムペンよりも気持ち太く、ペン先付近は特に太くなっているのが特徴です。
わたしは細い鉛筆形状のペンが気に入らなかったので、wacom one用のペンがフィットしました。もちろん形状には好みがありますから、全員この意見に賛同してくれるとは思っていませんが、わたしはこの形状が良かったのでメリットの1つとして挙げています。
形状のところで1つ補足しておくと、wacom one用のペンのほうが若干太いですが、ケースのペンを収納するところがゴムの場合は、特に問題なく収納可能です。
また、重量に関しては、スタンダードペンが14.3gに対して、wacom one用のペンは10.8gでした。wacom one用のペンのほうが軽量でした。
使い勝手:ボタンの数=使い勝手
スタンダードペンはボタンが無し。wacom one用はボタンが1つ。プレミアムペンは、ボタンがグリップに1つと、ペン先とは反対側に1つあります。
ボタンは多いほうが使い勝手が増しますから、wacom one用は、スタンダードペンとプレミアムペンの丁度間の使い勝手と言えます。
スタンダードペンと比較すると、ボタンが1つでもあるだけで使い勝手は雲泥の差です。例えば、文字を消したいと思った時、ボタンに消しゴム機能を入れておけば、ボタンを押しながらなぞるだけで字を消せます。これは便利です。
値段:プレミアムペンは高価すぎる
さて、最後に値段です。すでにあなたはスタンダードペンを持っている前提でお話をしていますから、スタンダードペンをそのまま使用した場合は、コストは0円です。
ただ、今回はスタンダードペンから乗り換える趣旨ですから、比較するべきはプレミアムペンとwacom one用のペンですよね。
ということで比較してみましょう。wacom one用のペンの記事執筆時点でのお値段は、税込3,636円でした。次に、kindle scribeのプレミアムペンのお値段です。なんと、税込9,980円。
いいですか?これAmazonが販売しているものなので、適正価格です。さすがに高すぎませんか…wacom one用のペンの2倍以上。3倍近い値段差があります。
wacom one用のペンが、いかにコスパが良いかよくわかりますね。
メリット3つを表で比較した結果
ここまでお伝えしたメリットを表にまとめてみました。
ペンの種類 | デザイン | 使い勝手 | 値段 |
---|---|---|---|
スタンダードペン | × | × | ◎ |
プレミアムペン | × | 〇 | × |
wacom one用 | 〇 | △ | 〇 |
表からわかる通り、デザイン、使い勝手、値段で比較してみると、すくなくともプレミアムペンを購入するメリットはほとんどないことがわかりますね。
特に値段については、プレミアムペンは、wacom one用のペンに対して2倍以上高価ですから、ボタンを追加するためだけにここまで出費できる人は、少ないのではないでしょうか…
今回のまとめ:スタンダードペンの上位互換はwacom one用のペン
今回ご紹介した内容をまとめます。
最後に、今回ご紹介したwacom one用のペンを購入できるリンクを貼っておきます。
実は、今回ご紹介できませんでしたが、wacom oneに対応したペンは、CP91300B2Z以外にもいくつかあります。有名なのはドクターグリップがwacomで使えるようになったペンです。
スタンダードペンから乗り換える際は、参考にした頂けると幸いです!それでは良いkindle scribe生活を!
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